【レシピあり】酵素ドリンクで痩せ体質になる方法

雑誌やテレビなどのメディアで「美容と健康に良い」「短期間で痩せられる」と大評判の酵素ドリンク。

-15kgの減量に成功したとい女性芸能人のTVCMを目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

美味しく飲んで痩せられるとなればまさに魔法のような飲み物ですが、飲み方を間違えると逆に太ってしまう恐れもあるのです。

この記事をザッとまとめると

  • そもそも酵素とは?
  • 酵素ドリンクで痩せられるの?
  • 酵素ドリンクダイエットのやり方
  • 酵素ドリンクを飲むなら朝か昼
  • 酵素ドリンクの作り方
    • 用意するもの
    • 作り方
  • 酵素ドリンク作りのコツ
    • ・野菜や果物は旬のものを使う
    • ・国産の無農薬のものをつかう
    • ・手で混ぜるのは絶対NG
  • 酵素ドリンクダイエットの注意点
      • あなたにオススメの関連記事

そもそも酵素とは?

酵素とは、消化・吸収・基礎代謝・新陳代謝・排泄などを行う、生物が生きていく上で必要不可欠なたんぱく質です。

体内で作られる「体内酵素」と食物から取り入れる「食物酵素」の大きく2種類に分けることができ、「体内酵素」は更に腸で吸収された栄養をエネルギーに変える「代謝酵素」と食物の消化・分解を助ける「消化酵素」に分けられます。

「食物酵素」は体内酵素の働きを助け、不足している酵素を補います。

食物酵素を十分に取り入れていれば、その分体内酵素を食物の消化・吸収に使わなくて済むため、肌や胃腸の調子を整えたり免疫力を高めたりと、健康で若々しい身体を作るために使うことができるようになります。

酵素ドリンクで痩せられるの?

食物酵素はあらゆる食物に含まれていますが48度以上に加熱すると破壊されてしまうため、生で食べられる野菜や果物から摂る必要があります。

そして、より効率的に野菜や果物の酵素を取ることができるのが、野菜や果物を発酵させた酵素ドリンクなのです。

しかし酵素ドリンクが直接ダイエットに役立つわけではありません。

酵素ドリンクを継続して飲み続けることにより不足している酵素を補って代謝を上げ、消化・吸収・排泄を助け胃腸の働きを良くしたり、便秘解消や疲労回復、抗酸化を行うことで体調を整え体質改善を行い「痩せやすい身体」を作り、ダイエットに繋げていくのです。

酵素ドリンクダイエットのやり方

酵素ドリンクダイエットが最もその力を発揮させるダイエット法は、毎日3食の食事のうち1食を酵素ドリンクに置き換えるプチ断食を取り入れた置き換えダイエットです。

1食を酵素ドリンクに置き換えるとその間体内に他の食物が入って来なくなり、酵素が食物の消化に使われることがなく、その分腸内環境の改善や代謝に回すことができます。

それを続けることで、便通が良くなったり、脂肪をより燃焼させたり、消化機能の疲労を回復させ調子を整えたり、肌質が改善したりといった効果を得ることができます。

酵素ドリンクを飲むなら朝か昼

酵素ドリンクに置き換える食事は、朝食か昼食が良いでしょう。

果物と砂糖を組み合わせた酵素ドリンクは、実はかなり高カロリーで糖分もたっぷり入っています。

夕食のあとは大してエネルギーを消費するような活動をしないまま就寝することになるため、使われなかった糖分やカロリーはそのまま脂肪になってしまいます。

また昔から「朝の果物は金、昼の果物は銀、夜の果物は鉛」と言われています。

人間の身体は早朝から午前中は一日の活力となるエネルギーを吸収し排泄を行うための時間、夜は吸収を行う時間とされているため、午前中に酵素を摂取することで排泄が促され、効率よくデトックスできます。

特に置き換えダイエットを始めてすぐは空腹が辛く、「飲んだらさっさと寝てしまおう」と夕食と置き換えてしまいがち。

しかしそれではせっかくの酵素ドリンクをただの脂肪に変えてしまいます。

酵素ドリンクの作り方

市販の酵素ドリンクはかなり高額な上、中には加熱処理されているためにせっかくの酵素が台無しという商品も存在します。

しかし手作りならそんな心配も無用。

作り方も簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。

用意するもの

・密封できるガラス製の瓶 …… 容量2L以上

・お好みの野菜やくだもの ……1kg

・砂糖 …… 1.1kg

・完成した酵素ドリンクを保存するためのガラス製の瓶

作り方

1.瓶は熱湯または度数の高いアルコールで消毒しておく

2.野菜と果物をよく洗って水気を切り、適当な大きさに切る(皮は剥かなくてもよい)

3.消毒した瓶に野菜や果物と砂糖を少量ずつ交互に入れる

4.密封して冷暗所に保管し、1日2回ほど全体を空気に触れさせるようにかき混ぜる

5.1〜2週間後、ザルなどで漉して消毒した保存用の瓶に移す。

発酵が始まると表面が白く泡立ってきます。

その後すっかり野菜や果物が縮んだら完成です。

夏場は1週間ほどで完成しますが、気温が低く発酵が進みにくい冬場は2週間以上かかる場合もあります。

保存用の瓶に移した後も発酵が続くため、冷蔵庫で保管し、週に1回程度は蓋を開けて発酵で膨張した空気を抜くようにしましょう。

飲用の際には水や炭酸で4〜5倍に薄めます。

酵素ドリンク作りのコツ

・野菜や果物は旬のものを使う

やはり旬の野菜や果物は味も良く栄養価も高くなっています。

ただし初めのうちは一種類の材料で挑戦し、慣れてきたら種類を増やしてより多彩な酵素を得られるようにしましょう。

・国産の無農薬のものをつかう

果物には皮の部分に特に栄養が詰まっているため、酵素ドリンクでは皮も丸ごと使います。

そのため、農薬やワックスの使用されていない無農薬の国産野菜・果物を使うようにしましょう。

・手で混ぜるのは絶対NG

たとえ石鹸で綺麗に洗っていたとしても、手には食中毒の原因となるブドウ球菌などの常在菌が無数に存在します。

特に夏場は菌の活動も活発で大変危険です。

必ず清潔な道具を使ってかき混ぜるようにしましょう。

もし蓋を開けた時にツンとした刺激臭がした場合、それは発酵ではなく腐敗しています。速やかに廃棄してください。

酵素ドリンクダイエットの注意点

酵素ドリンクは「飲めば痩せる」というものではありません。

お水の代わりのように飲んでいると、カロリーと糖分の摂り過ぎで、逆に太ってしまうのでほどほどにしておきましょう。

具体的には、一日に60ml(大さじ2杯)程度、薄めた状態で240〜300ml程度が目安です。

また、お腹が空くからと言って他の食事を多く摂ったり、カロリーの高いものばかり食べるのは避けましょう。

バランスの良い食事と適度な運動は、どのダイエットにも必要不可欠です。