・調査概要
調査内容:成人式までに知っておきたかったこと
調査対象:2021年に成人式を迎えた女性100名
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年12月30日~2022年1月30日まで
・サマリー
新型コロナウイルスで感染拡大が相次ぐ中で開催された2021年の成人式。色々と感染の対策をしたうえで開催されました。中にはやむ終えず中止にした自治体もありました。そんな成人式でしたが、新成人の皆さんはあらかじめ知りたかったと感じることがたくさんあったようです。今回は知りたかった事柄についての調査をおこないました。成人式は人生に一度しかない大切な行事なので思いっきり楽しむためにも知っていて損はないものですし、友達が困っていたら教えてあげることもできるのでこれから成人式を迎える方はぜひ参考にして頂き、成人式を思いっきり楽しんでください。
・調査結果
「Q1.成人式に参加しましたか?」という質問では、「はい」が83%、「いいえ」が17%という結果になりました。
「Q2.成人式までに知りたかったことはありますか?」と質問したところ、「はい」が91%「いいえ」が9%という結果になりました。
「Q3.Q2で「はい」と答えた方に質問です。それはどんなことですか?」(自由記載)と質問したところ、
*トイレの入り方
*脱ぎ方(どこから脱ぐの?)
*着崩れした時の治し方
*着崩れしない座りかた
*休憩のタイミング
などといった回答でした。
成人式に参加した方のうち、知っておきたかったことがある方が91%と大多数を占めていることが明らかになりました。
その背景には、日常生活において着物を着慣れない方がほとんどであることからも、実際に体験する事がほとんどない中で、現実味が無い分、いざその場面に直面しないと考えることが難しいということがあると伺えます。
普段着ないものを着るといえば、七五三やお祭りの浴衣などですが、また様式も違いますし、七五三の記憶がある方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか?また、浴衣は素材が柔らかく、中に着ているものも異なる為、トイレは割と楽に済ませることができると言われています。ですが、振袖では、トイレの行きやすさは格段に落ちます。重たさや形状、着ているものの数も違うという点からも知っておきたかったと考える方が多かったと考えられます。
・まとめ
今回の調査で明らかになった、「成人式までに知っておきたかったこと」についての調査ですが、やはり、事前に知っておきたかったことは主に振袖での疑問が多いことが明らかになりました。なかでも、振袖は人生でなかなか着ることがないため、着崩れの面では成人式で着崩れをしてしまい、どう対処していいのかわからず、気にしながら過ごしていて思うように楽しめなかった方も多いようです。また、トイレの入り方に関しては、入り方やポイントなどを知らなかったため、当日にトイレを我慢していたという方もいらっしゃいました。トイレに行きたくないからといって水分補給も控えていたという方もいらっしゃいました。それでは、せっかくの成人式も我慢の成人式になってしまいます。ぜひ、これから成人式を迎える方々にはこの知識を頭のどこかに置いておいてもらい、思いっきり楽しんで欲しいですね。
トイレの入り方に加え、椅子の座り方も結構困った方が多いようでした。帯が豪華に飾られている方がほとんどなので、普段、背面を気にして座ることは滅多にないので、帯の事を気にせず座ってしまい、崩れてしまったといった方がいらっしゃいました。座り方に関しては、トイレでも共通の事が言えます。普段着物を着慣れない方がほとんどでしょうから、こういったポイントはぜひ抑えておくといいかもしれませんね。
また、次に多かったのは脱ぎ方についてでした。レンタルされた方はそのまま脱ぎ捨てて返すのOKなお店も多いそうですが、購入された方やママ振袖の方などは脱ぐのに苦戦したり、脱いだあとはどうしたらいいの?と疑問を感じる方が多かったことが伺えます。着る時はプロがいますが、脱ぐ時は自宅で脱ぎ、同窓会の服へと着替えることがほとんどですので、プロの方はいないことがほとんど。ですので、脱ぎ方については時間がある時にリサーチしておくか、予め聞いておくといいかもしれませんね。
成人式は記憶に残る大切な一日
一生に一度しかない成人式は、何年経っても鮮明に覚えていることがほとんどと言われています。たしかに、記憶に残る中で自分たちだけが、自分が主役のイベントはそうそうないです。そんな大切な一日は素敵な一日であって欲しいものです。現在は、成人式に参加しない「写真だけの成人式」も流行っていますが、行事に参加した方にはせめて素敵な思い出のまま残していきたいものです。世の中はますますデジタル化が進んでいますが、こういった昔からある日本の伝統文化は大切にしていきたいものですね。
成人式で思いっきり楽しむためにも、先輩方の意見を参考に、ポイントや知識を頭の片隅に置いて、精一杯楽しんで貰いたいものですね。
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