東日本大震災被災地跡を視察

  • トップ
  • 東日本大震災被災地跡を視察

ミスユニバーシティ2022のグランプリ長沼麻陽らファイナリスト7名が東日本大震災被災地跡を視察

ミスユニバーシティ2022のファイナリスト7名が、宮城県の石巻市と南三陸町の東日本大震災の被災地跡を視察。
今回の活動は、震災当時小学校低学年であったファイナリストらの見識を深めるため、次世代へ正しい知識を発信するための活動の一環として行われた。

石巻市では大震災後の津波により被災した大川小学校を訪れ、「大川伝承の会」の、鈴木典行さんより当日の詳しい説明を受けた。
石巻市立大川小学校は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波の影響で、児童108名中74名・教員10名が亡くなった。大川小は海からは3.7km内陸に位置しており、津波は到達しないと思われていましたが、未曽有の地震による大津波は川を遡上し、大川小を襲った。
大きな損傷を受けた学校を前にしたファイナリストは、テレビで見た光景に息を飲むばかり。鈴木さんからの説明に熱心に耳を傾けた。
南三陸町では、南三陸311メモリアルにて、自然災害を自分自身のこととして深く考えるラーニングプログラム「もし自分だったらどう行動するか」を受講し、学びを深めた。

視察を終えたファイナリストのコメント

ミスユニバーシティグランプリ長沼麻陽(ながぬま・まひな)のコメント
「「いのち」を実感する2日間でした。メディアで見ていてわかった気になっていた東日本大震災でしたが、実際に足を運んでみて想像以上に悲惨な状況を改めて感じました。
災害は防げないけれど、命を守る行動はできる。対策や知識で、助かる命があることを学びました。東日本大震災を経験していない世代が増える中で、私たちが感じたことを伝え続けることが重要です。自然の脅威は、地震だけではありません。大切な人を守るためにもこれからはより一層、災害を意識して生活していきます。」


ミスユニバーシティ準グランプリ鬼束もも(おにつか・もも)のコメント
「小学3年生の時、ニュースでみた衝撃を今でも覚えています。しかし、実際に現地を訪れ、被災された方からお話を伺い、直接目で見て耳で聞くことで、多くのことを学び、感じ取ることができました。都市直下型大地震が高い確率で来ると言われている中で、私に出来ることは、今回学んだことを多くの人に伝え続けることだと思っています。
被災された皆様の想いを大切に受け継ぎたいです。」


ミスユニバーシティ3位入賞小清水 伶奈(こしみず・れな)のコメント
「地震や津波というと自然災害の印象が強く、「仕方がないことだ」と言われてしまうことが多いと思います。ですが、ガイドの皆様のお話を聞いて、自然災害であっても、備えているか備えていないかによって被害の大きさが変わることを知りました。あの日、過去に大きな津波がきたことがなかったとしても、山へ逃げていれば多くの命が助かっていたかもしれません。自然災害だから仕方がないのではなく、自然災害だからこそ、私たち人間は自分たちで対策を考えていかなければならないと思います。多くの命が犠牲にならないよう、私自身、今回の学びを活かして対策を考えていきます。」